金属製の車両が主流 HOゲージ

精巧なディテール

近年の日本の鉄道模型ではレール幅9mmのNゲージが主流となっています。
Nゲージでは完成品車両のコレクションやジオラマ(レイアウト)の製作を楽しむ人が多いのですが、鉄道模型の楽しみ方はそれだけではありません。
かつての鉄道模型では車両を自ら組み立てることが幅広く行われており、現在も様々なファンが車両キットの組み立てやスクラッチビルド(自作)を手掛けています。

Nゲージでも車両の組み立てを楽しむことはできますが、サイズが小さいため精密な作業は難しくなります。
そのため車両の組み立てを楽しむ人たちの間では、Nゲージよりもサイズが大きいレール16.5mm幅のHOゲージが主流となっているのです。

Nゲージの車両は一体成型によるプラ製品が多いのですが、一方のHOゲージでは金属製が主流となっており、実車さながらの精巧なディテールや重量感が特徴となっています。

様々なメーカーが金属製の車両キットを販売しており、蒸気機関車や電気機関車などの各種車両を組み立てて楽しむことができます。
ただし金属製キットの組み立てには「はんだ付け」などの、特殊な技術や各種専用工具が必要になりますので、初めてチャレンジする人はまずは専門店で相談をしてみてください。
あるいは車両の製作を楽しむ人が数多く集まる、鉄道模型サークルに入会してみるのも良いかもしれません。