鉄道模型の規格の中でも日本国内はNゲージに人気が集まっています。Nゲージはレール幅が9ミリ、実物車両の150分の1スケールなどの特徴があります。精密に製作が行われているので、リアル感が高く人気があります。Nゲージやその他の鉄道模型は、車両を飾って眺める楽しみもありますが、ジオラマを自ら製作して、ジオラマ内部を走行させる楽しみがあります。
ジオラマは現実と同じような世界を作る事も出来れば、現実にはあり得ない情景を作り出せる魅力もあるので、イメージを作り出した上で製作する楽しみもあります。ジオラマが完成した後は、Nゲージの車両をレールの上に載せる、パワーパックを使って車両を自走させ、カメラで撮影するなどの魅力もありますし、マイクロスコープなどのカメラを使えば、クローズアップした映像をモニター越しに見る事も可能です。
マイクロスコープと聞いて高価なカメラなのではないだろうか、普通の人が買う事が出来るのだろうか、色々な疑問を持つ人は多いと言えましょう。しかし、通販店などを利用すれば、数千円程度の金額で手に入れる事も出来ますし、マイクロスコープの性能にもよりますが、1000倍もの拡大率を持つものでも、5000円前後で入手可能です。
鉄道模型には車両をコレクションする楽しみの他にも、ジオラマ作りを楽しめる、自走シーンをカメラで撮影するなど色々な楽しみ方があります。車両は完成品の他に、未完成品と呼ばれているキット品もあるので、作る楽しみもあります。組み立てを行う、塗装を行うなど手作りを楽しめるのも鉄道模型の醍醐味です。カメラで撮影する時には、セッティングを考える事が大切です。
Nゲージは実寸サイズの150分の1のスケールになるので、シャッターを切るためにジオラマの中で行う事は難しい問題があります。三脚を使って、撮影ポイントにカメラを設置、シャッターはレリーズを使って切れば無理な姿勢をする事なく撮影が出来るようになります。
レリーズはカメラから離れた場所でシャッターを切るためのアイテム、長いケーブルの先端にシャッターボタンが付いているので、レリーズを持ち、シャッターチャンスの場面が来た時、レリーズのシャッターを切れば撮影が可能になります。尚、鉄道模型はパワーパックの電圧に応じて速度を変える事が出来るため、撮影時には速度を落とすなどが撮影のコツの一つです。デジタル式の場合にはプログラムオートで撮影するのも撮影に失敗しないコツと言えましょう。
鉄道模型の塗膜のテクニックをお話する前に、塗膜とは建物や模型に塗料を塗って施されたコーティングのことをいい、物を保護することが役割とされています。模型を塗ることで装飾すると同時に細かな傷などがつくことを防ぐことが目的です。
鉄道模型の塗料や道具は沢山ありますが塗装をエアブラシやスプレー缶でする場合は薄く、何度も色を重ねるのが基本です。塗っても下地の色でうまく色が出ない場合は塗る前に下地の塗装を落とすのもいいでしょう。ホームセンターや自動車用品店などにあるIPA(イソプロビルアルコール)などで塗装をはがすことが出来ます。塗装をはがしてから色を塗るとしっかり色味がでるのでおすすめです。
また、色が違う部分はマスキングテープをしっかり貼って塗らないようにしましょう。マスキングテープを貼る部分に塗装をしている場合はその部分をしっかり乾かしてからにしましょう。時間がある方は一日置いてもいいかもしれません。最近では細いマスキングテープなども販売されていますので、サイズの合ったものを使ってください。貼ってからはなるべく早く塗装するといいでしょう。
そのまま放置するとマスキングテープをはがしたときにテープ跡などが残る可能性があります。綺麗に塗装すればカメラ映えし、インスタ映えするでしょう!