鉄道模型にはリアルな再現性があります。実物をミニチュアにした鉄道模型は電車が好きな人だけではなく、ジオラマ製作を趣味としている人からの注目も集めています。風景を自ら手作業で作る、山を作る、谷を作る、谷の部分には鉄橋を撮りつけて、現実の世界と同じような風景を作り出します。風景は自然のものだけではありません。都市を走る電車は現代の中で当たり前のように見る事が出来る風景ですが、都市を走るSLなどの場合は、現実とは異なる世界の光景でもあり、SLには現在では見る事が出来ない、昭和の時代の客車が接続してあるなどの情景を作り出す事が出来るのも鉄道模型の魅力、そして都会の風景を作る事が出来るジオラマの魅力と言えましょう。
さらに、この風景をビデオカメラを使って撮影をする事で、実際の電車やSLが街中を走るのと同じような景色を記録する事が出来るようになります。山岳地会を走る新幹線、日本の都心部を走る海外で活躍していた蒸気機関車など、現実にはあり得ない光景を撮影する事も一つの楽しみと言えましょう。尚、カメラで撮影した映像を動画サイトにアップする人も少なくありません。こうした動画を見る事で、自分の鉄道模型のジオラマを製作する時にもヒントを貰える魅力があります。
鉄道模型の初心者の中でも、よりリアルなものを作る人たちは、部屋の中でレイアウトを作ることが多いです。レイアウトを作り、カメラカーを利用する場合は、それなりに作り込んでおいた方がよいでしょう。なぜなら、ふだん見えないようなところまで見えてしまうからです。
もちろん、鉄道模型の先頭車両にカメラをつけるのは普段見られないような光景を目にすることにあります。縮小された模型の中の視点から自分の鉄道模型がどのようにうつっているのか確認することで、まるでミニチュアの世界の住人になって気分になるはずです。しっかりと作り込まれていれば、思わずニヤリとしてしまうかもしれません。ですが、作り込まれていない部分は、みすぼらしく感じてしまうでしょう。発泡スチロールがむき出しのトンネルの中や、部屋の壁紙が見えている光景などは出来たらみたくありません。
それ以上に最悪なのは、駅のホームに止まっているときに、埃が見えていることです。レイアウトの内部は掃除がしにくい場所があり、特に駅のプラットホームの部分がなかなか手がつけられないことが多いです。一度誇りが入ってしまうとなかなか取ることができません。そのため、一度丁寧に掃除をしてからカメラカーを動かすようにするとよいでしょう。